2021年7月28日
同窓生の皆様
ホームページを開いたとき目に飛び込んでくる写真、美しい緑に囲まれ吉井川の水面にその姿を映しているこの1枚は、在学中を懐かしむのにふさわしいものと思っています。皆様はいかがお感じでしょうか。
令和3年4月より会長を務めさせていただくことになりましたので一言ご挨拶申し上げます。新型コロナウイルスの感染拡大で大変な思いをしておられる方が多くいらっしゃることでしょう。少しでも早く穏やかな日々を取り戻せるよう願うばかりです。
ちょうど東京オリンピックが開催されておりますが、スポーツにしても仕事にしても何かを成し遂げた人の発言を聞いて思うことがあります。それは、「周りの人に支えられた」ということです。血のにじむような努力をするのは結局のところ本人ですが、逆に本人の努力だけではどうにもならないこともあると思うのです。周囲によき理解者やライバルがいて、あるいは良い出会いがあり努力が実を結び形になるのだろうと感じています。岡山白陵同窓会も会員数6,500名を超える規模になってまいりました。多くの同窓生が縦・横・斜めにつながり、支え合い競い合い混ざり合って、そこからまた新しい何かが生まれ、さらなる発展につながっていくなら、これほど喜ばしいことはありません。
このホームページは岡山白陵同窓会を身近に感じていただけるよう、様々な情報、活動報告などを発信するために令和2年に立ち上げられました。現在は限られた情報しかありませんが、今後は同窓生の活躍をはじめ、懐かしい同窓生の今を紹介するなど様々なアイディアをもとに会員全員で作り上げていきたいと考えています。
これから更に充実させていく予定ですのでどうぞご期待ください。
2020年6月1日
新型コロナウイルスという予期せぬ惨禍で岡山白陵も3月初めから5月末まで休校を余儀なくされました。
卒業生の皆さん、健康、安全にお過ごしですか。特に東京、大阪、兵庫等の感染リスクの高い地域にお住まいの方々は感染防止と経済社会活動のバランスをとることに日々苦心されておられることと思います。その中で、医療に従事されている方々は常に最前線でこの未知のウイルスと闘っており、大変な毎日の連続であると推察します。くれぐれもご自身のお身体に気をつけたうえで、岡山白陵で培った高潔、真摯、誠実、謙虚な姿勢を貫いて、他者のために誠心誠意、尽くしてもらいたいと思っています。
さて、同窓会のホームページをリニューアルとのこと、卒業生同士の「絆」が今まで以上に強固になっていくものと期待しています。
本校の明るい近況としては、旧テニスコートの位置に4階建ての瀟洒な新しい校舎(南館)の建築工事が進んでいることが挙げられます。令和元年12月9日に起工式を行い、来年3月完成予定です。1階は230名ほど収容できる大食堂、2階は被服教室と調理教室、3階は技術教室と情報教室、そして4階は音楽教室と多目的ホールが入ります。約200席を有する多目的ホールは「ミネルヴァホール」と名付け、ステージと階段状の客席が同一空間に共存するオープンステージ型式をとっています。各種集会、イベントに利用するだけでなく、ディベート大会等、生徒の情報発信の場としての活用も視野に入れています。卒業生にも、同窓会総会はもちろん、各期の同窓会等において、食堂およびミネルヴァホールを大いに活用してもらいたいと思っています。
実は、この新校舎については、4月終わりに発行予定であった同窓会報に載せるつもりでした。コロナの影響を受けて同窓会報発行を延期したため、ここでお伝えすることになった次第です。また今後、この新校舎建設に関しての寄付金依頼の文書も届くと思いますので、その節には、母校の発展のため、そして後輩たちへの激励の思いをこめて、ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。
1995年1月(17期生が高3)の阪神・淡路大震災、2011年3月(33期生が卒業後すぐ)の東日本大震災、そして、身近なところでは2018年7月(41期生が高3)の西日本豪雨災害、我々日本人は度々の災害を経験してきました。その時その時に力を合わせて、耐えて、それを乗り越えて、復旧、復興への道を歩んできました。この度のコロナ禍は目に見えない災禍で精神的に多大なるストレスを抱え続けるという面もありますが、しっかりと前を向いて対処し難局を克服していくことが求められています。我々岡山白陵教職員も休校中オンラインによる動画配信等いろいろと工夫を重ねてきましたが、感染防止への注意を払いながら、6/1に約3か月ぶりに学校を再開するところまできました。
卒業生の皆さんも、それぞれがそれぞれの立場で、今できることをしっかりやり遂げ、次に向かって一歩ずつ進んでいってください。皆さんのご健康、ご多幸を心から祈っています。